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ラノベなどのファンタジー世界によく登場する「金貨」「銀貨」「銅貨」とはそれぞれ現代日本の何円くらいか?

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ライトノベルやRPGには西洋ヨーロッパ風をモチーフにした世界観が描かれることが多いですね。

 

お金の単位は「250ゴールド」といった風に独自の通貨単位で表現されることもあれば、「金貨20枚」「銀貨5枚」といった風にコインの数で表現されることもあります。後者はスレイヤーズなんかが良い例です。

 

では、この「金貨1枚」とか「銀貨1枚」って具体的にはいくらなんでしょうか?現代日本の価値に置き換えてみます。

 

なお、本記事中では金1グラム5000円、銀1グラム70円、コインの金銀純度はそれぞれ90%として計算します。

 

「金貨1枚」の価値とは

一言で金貨と言っても重さ(量目)によって価値は全然違います。

 

 

大型金貨の場合

いわゆる大型金貨と呼ばれる量目25グラム~35グラムくらいの金貨であれば、価値はおよそ10万円~17万円といったところです。

 

こういった大型金貨は通常貿易の決済用に使われることがほとんどで、庶民が使うことは滅多にありません。国同士の取引や大商人の商売で使われます。物語中で「金貨」という言葉が出てきても、大型金貨のことを指していることは少ないかも。お城の宝物庫などに眠っている金貨であれば大型金貨かもしれません。

 

 

小型金貨の場合

小型金貨は量目6グラム~8グラムくらいであることが多いです。日本円にすると3万円前後といったところでしょうか。

 

中世当時の庶民が気軽に手に出来る貨幣ではありませんが、傭兵などの給料や報酬として支払うには使い勝手の良い額面かもしれません。 

 

 

「銀貨1枚」の価値とは

銀貨も大型銀貨と小型銀貨では量目が異なるため価値も違います。小型銀貨であれば10グラム未満でおよそ500円くらい、大型銀貨であれば25グラムくらいでおよそ1500円くらいといったところです。

 

このくらいの額面のコインならば町人達が比較的気軽に流通市場で使用していたと言えるでしょう。武器屋で銅の剣や皮の盾を購入する際には銀貨を使っていたかもしれませんね。

 

 

「銅貨1枚」の価値とは

銅貨は日本の現行貨幣でも使われている(5円硬貨:黄銅貨、10円硬貨:青銅貨、50円硬貨&100円硬貨:白銅貨、500円硬貨:ニッケル黄銅貨)ので馴染みの深いコインと言えます。

 

いわゆる小銭というヤツで、庶民の間で最も多く使用されていたコインになります。日本円の価値としては1枚10円~100円程度でしょう。日常の買い物で使用されるコインです。 

 

 

 

余談

ファンタジー世界のあれこれをあえて現実に置き換えて考えてみるのも結構楽しいですね。そういったアソビの好きな人には、ファンタジー世界を良くも悪くも現実的に描いた漫画「竜と勇者と配達人」がおすすめです。

 

平和になったファンタジー世界ではどんな日常が繰り広げられているんでしょうか・・・