どうも僕は金貨や古銭に詳しいと思われているらしく、先日も知人から、
「金貨を買いたいんだけど何処で買うのがおすすめ?」
と聞かれました。
この問いは、どんな金貨が欲しいのかによって答えが変わります。
金貨の種類には大きく分けて、
- 地金型金貨(投資用金貨)
- 記念金貨
- アンティーク金貨
があります。それぞれの金貨のおすすめの買い方を紹介します。
地金型金貨(投資用金貨)
地金型金貨は純金に投資するための金貨です。購入当日の「金価格相場 + 若干のプレミアム」で購入することができ*1、お手軽に金に投資することができます。
- カナダのメープルリーフ金貨
- オーストリアのウィーンフィル金貨
などが有名です。それぞれ1オンス、1/2オンス、1/4オンス・・・と各種サイズが用意されているので、予算に応じて購入可能です。
前述の知人は純金に投資するために金貨を欲しがっていたので、そういう人には地金型金貨がニーズに合っていますね。
地金型金貨は、田中貴金属や三菱マテリアルなどの貴金属商で購入するのが一般的です。地金相場通りの価格で入手することができます。
僕も田中貴金属の直営店に行ったことありますが、きらびやかな雰囲気に圧倒されましたw 一度足を運んでみると面白いかも。
「店舗まで買いに行っている時間が無い。ネットで気軽に買いたい」
という人は、コイン商の野口コインがおすすめです。先述した貴金属商と同等の価格で購入することができます。
ちなみに楽天市場でも購入可能ですが、割高になるためあまりおすすめできません。
記念金貨
- 天皇陛下御即位
- 皇太子殿下御成婚
- 2002年FIFAワールドカップ開催
- 2020年東京オリンピック開催
などの国家的イベントを記念して発行されるのが記念金貨です。
近年の記念金貨は発行枚数を少なく*2してプレミアム価格で販売されることが多いため、人気のある金貨は販売価格以上に値上がりすることもあります。
記念金貨を購入するには、発売時に造幣局の通販に申し込むのが一番です。
ただし、発行枚数以上に申し込みがあった場合は抽選になるため、確実に入手できるとは限りません。
その場合、後日コイン商から販売されるのを待って、市場価格で手に入れることになります。
おすすめのコイン商については下記記事を参考にしてください。
ひとつ注意点として、日本で発行される記念金貨は日本の法定通貨なので、潰して金として利用する、ということができません。
一応市場価格は金相場に連動する形で変化しますが、純粋な金投資にはならないことに留意してください。金投資をしたいなら、前章で紹介した地金型金貨がベストです。
アンティーク金貨
発行されてから100年以上の時間が経ち、骨董品的価値を持った金貨のことをアンティーク金貨といいます。
単に古いだけではなく、優美なデザイン、歴史的価値などが評価され、世界中のコインマニアから好まれている金貨が数多くあります。
有名どころでは、
- イギリス1839年ヴィクトリア女王即位記念5ポンド金貨(通称:ウナとライオン)
- オーストリア1908年フランツ・ヨーゼフ即位60年記念100コロナ金貨(通称:雲上の女神)
- イタリア1912年ヴィットリヨ エマヌエレ3世100リレ/50リレ金貨(通称:豊穣の女神)
などがあります。
アンティーク金貨は古銭商で買うのが一般的ですが、レア度の高い金貨はなかなか出回りません。
レア金貨や掘り出し物を手に入れるためには、コイン商が主催するオークションで入札を狙うのも手です。主なコイン商主催オークションは下記。
アンティーク金貨は奥が深く、はまると底なし沼に沈む恐れがあるので、充分ご注意くださいw