ドラクエシリーズの中でも根強い人気を誇る「ドラゴンクエスト5 天空の花嫁」。親子3代にわたる壮大なストーリーに魅せられた人も多いんじゃないでしょうか?
当時中学生だった僕もこのゲームに大いにハマり、ゲームだけに留まらず、ゲームブック、漫画、小説と関連書籍を読み漁っていました。
空白の8年間を埋める、双子の物語
漫画「ドラゴンクエスト 天空物語」の面白さ
中でも、久美沙織さんの書いた小説版は初めて読んだときにすごく衝撃を受けました。
スライムナイトの生態
ドラクエ5と言えばモンスターを仲間にできるシステムが好評で、特にスライムナイトの「ピエール」にはほとんどの人がゲームの序中盤に(装備さえ整えれば終盤でもいける)お世話になったかと思います。
スライムに乗った騎士が愛らしく人気のモンスターですが、ゲームやってたときはそもそもこのスライムナイトって何者なのかは深く考えてませんでした。深く考えてないというか、「そういうモノ」として受け取っていて、まあナイトがスライムにまたがっているだけなんだろうな、と。
しかししかし、小説版ドラゴンクエスト5ではこのスライムナイトについて衝撃の事実が明かされます。その正体とは、「ナイト部分は宿主のスライムに寄生した生き物」という・・・初めて読んだときの衝撃たるや、「マジ!?」と叫ばずにはいられないほどでした。実際叫んではいませんが。
しかもその宿主となったスライムは、主人公の母マーサが若かりし頃可愛がっていたスライムなのです。「スライムナイト」となった後もマーサの身を案じ、その子どもである主人公に忠誠を尽くすという、もうなんていうか濃すぎます、この話。
子どもが読むには少々刺激が強すぎた・・・
砂漠での情事
スライムナイトの件も十分衝撃的でしたが、それとは別の意味で衝撃を受けたのが主人公とビアンカの初めての情事、ようするに男女の営みです。
主人公とビアンカはサラボナで結婚し、グランバニア王国につく前にはビアンカは妊娠していました。一体いつの間にやることやってたのかと言うと、砂漠の国「テルパドール」に向かう途中、砂漠の上でなさってました(小説版の解釈として)。
しかもそれを砂漠の女王アイシスに知られてて後ほどからかわれると言う羞恥プレイ付き。というか、アイシスさん、女王様なのに趣味悪くないですか?(笑)
中学生当時の僕はそもそもセックスのやりかたを知らないようなウブな少年だったのですが、
それでも主人公とビアンカの情事から何やら妖艶な雰囲気を感じ取ることは十分にできて、すごくドキドキした思い出。久美沙織さんの筆力に脱帽です。
主人公とビアンカの初情事の模様は小説2巻に書かれています。
なお、現在では「砂漠の上であんなことやそんなことするなんて、大丈夫なんかな、砂入ったりとか。やっぱ開放感あってエエもんなんかな」と思う程度には薄汚れた大人になってしまいました。
まとめ
現在、手元にこの小説が無いので(実家全部引っくり返せば多分出てくる)昔の記憶を掘り起こしながら本記事を書いてますが、20年以上前に読んだ小説でも結構覚えているものですね。
それだけ印象深い小説だったとも言えるわけで。ドラクエ5ファンの方は是非読んでみてください。