スラムダンクに登場する主人公チーム「湘北」の2年生部員は宮城、安田、角田、潮崎の4人。この中でもっとも影が薄い男といえば潮崎哲士だと思います。
潮崎は3年生時に果たしてレギュラーの座をつかめるでしょうか?
潮崎だけが見せ場が無い
潮崎以外の2年生部員はみんななんだかんだで試合中に見せ場があります。
レギュラーガードの宮城は言うまでも無いでしょう。短気で熱くなりすぎる欠点もありますが、神奈川でも五指に入るガードとの評判は伊達ではなく、藤間、牧、深津と各チームの名だたるガードと渡り合っています。
特に山王戦で終盤にゾーンプレスを突破する際に心の中で叫んだセリフ「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!」に鳥肌が立った人も多いんじゃないでしょうか?
一見頼り無さそうに見える安田は、全国大会の豊玉戦で、周りが見えなくなっていた宮城に代わってスローペースの試合をメイキングするという大役を任されて見事に果たしています。
豊玉戦の影の立役者は安田と言っても過言では無いでしょう。
角田は練習で桜木に完敗したり山王戦で野辺にまったく歯が立たなかったりとあまり良い印象はありませんが、翔陽戦では退場した桜木に変わって終盤の翔陽の猛攻を耐えしのぐという働きをしています。
翔陽のフォワードが身長190センチ越えの猛者揃いということを考えれば、180センチの角田の大健闘でした。
そうこう考えていると、2年生部員では潮崎だけが全く見せ場がないんですよね・・・あまりにも影が薄い。そもそも試合に出場する機会すらほとんどなく、県予選では多分初戦の三浦台戦にほんの少し出場しただけと思われます。
レギュラーの座は相当厳しい
さて、そんな潮崎ですが、3年生時にレギュラーの座をつかむことができるでしょうか?
赤木、三井が卒業していないので、レギュラーの座は2つ空きます。潮崎が狙えるとしたらガードの三井のポジションでしょうが、同じ学年の安田に実力で負けているため厳しいです。
とはいえ、安田と潮崎の実力差はそこまで大きくなさそうなので、猛練習して実力を上げればワンチャンあるようにも思えますが・・・多分無理でしょう。
赤木が引退時に「これからは県内でも追われる立場だ」と言っていたように、県予選で準優勝し、全国の舞台で王者山王を破った湘北は、一躍注目の的になりました。そうなると、来年は各中学から有望な新人がわんさかやってくる可能性もあります。
レギュラーはおろか、ベンチ入りメンバーすら怪しくなってくるんじゃでしょうか・・・? スラムダンクの続編が描かれることはおそらく無いでしょうから、想像の域を出ませんけどね。