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会社の人間関係で悩んだときは、相手の性格タイプ別に攻略せよ!

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  • 「上司の言ってることが全然納得いかない。ソリが合わない」
  • 「こちらがどれだけ丁寧に指導してもまったく成長しない後輩がいる。俺の教え方が悪いのか?」

などなど、会社で働いていると人間関係で様々な壁にぶち当たりますよね。

 

昔流行った刑事ドラマ「古畑任三郎」でも、

人間の悩みなんてものは突き詰めるとほとんどが人間関係に行きつきます

なんてセリフがありました。人が社会の中で生きていく以上、人間関係というのは永遠のテーマなのかもしれません。 

 

今回の記事では、そんな悩めるサラリーマンの処方箋になるかもしれない本「人間はたったの4タイプ 仕事の悩みは「性格統計学」ですべて解決する!」をご紹介します。

 

 

 

この本が向いているのはどんな人?

  • 上司や部下との関係が上手くいかなくて悩んでいる人
  • 社会の荒波に飛び込む前に人間関係構築方法を予習しておきたい人

読んだ後に何が変わる?

  • 人間を4つのタイプに分類する方法がわかる
  • 相手のタイプに応じた付き合い方がわかる

 

人間の性格を4タイプに分類

「会社の人間と良好な人間関係構築して、仕事をやりやすくしたい」

というのは誰もが考えることかもしれませんが、なかなか簡単には行きません。

 

何せ、人の性格なんてものは千差万別、1000人いれば1000通りの性格があります。人間関係構築の万能テクなんてものはなく、結局相手に合わせていろいろと考える必要があります。

 

とはいうものの、仕事上で関係するすべての人に対してユニーク(重複しない)な対策を練るのは容易ではありません。本来の目的は業務の遂行のはずなのに、これでは人間関係だけで消耗することになってしまいます。

 

冒頭で紹介した本では、人間の性格を4つのタイプに分類することを提唱しています。

 

「人間はたったの4タイプ」P7より引用

「人間はたったの4タイプ」P7より引用
  • 計画を立てて進めたいタイプか、臨機応変に対処したいタイプか
  • 自分を優先するタイプか、相手を優先するタイプか

 この2つの軸を使って、

  • ロジカル
  • ビジョン
  • ピース・プランニング
  • ピース・フレキシブル

の4タイプに自分と相手をカテゴライズすることにより、それぞれのタイプに適した対応策を身に着ければいいというわけです。

 

 

敵を知り己を知れば、コミュニケーション恐るるに足らず

まずは自分が仕事で接する相手のタイプを判断します。

 

前章で紹介した2つの軸を使って相手の性格をカテゴライズすることにより、

  • 「ロジカル」タイプに教える場合はどうすればいいのか
  • 「ビジョン」タイプから報告を受けるときは何に気を付ければいいのか
  • 「ピース・プランニング」タイプに相談したいときはどう切り出せばいいのか

等々、相手の性格タイプと場面によって最適な行動を選ぶというわけです。

 

 それと同時に、自分がどの性格タイプに該当するのかも知っておけば、性格タイプの違う相手と相対するときに予め対策を練りやすくなります。

 

まさに、敵を知り己を知ればなんとやら、コミュニケーション戦線において有利な戦いができるようになります。

 

 

カメレオン人間にはどう対応する?

ただ、気を付けなければいけないのは、その時々でタイプが変化する人間ですね。便宜的に「カメレオン人間」とでもしておきましょう。

 

  • 仕事が順調なときは「ピース・プランニング」タイプだけど、仕事が煮詰まってくると「ロジカル」タイプになる
  • 目上の人間に対しては「ピース・フレキシブル」タイプだけど、部下や後輩に対しては「ビジョン」タイプになる

など、いろんなケースが考えられます。これは僕もあまり人のことは言えず、その時の気分によって結構変わりがちです。

 

これは多かれ少なかれ、人間なら当たり前かもしれませんね。そもそも4つのタイプに明確にカテゴライズされる人間ばかりとも限らず、境界線上の人もいるでしょうし。

 

こういう場合は、多少面倒ですが、相手のタイプの変化を敏感に感じ取って対応するしかないと思われます。

「うん?この人昨日は『ビジョン』タイプだったけど今日は『ロジカル』タイプな気がする。よし、昨日は大雑把な説明しかしなかったけど、今日は昨日の説明に追加する形で詳細に説明をしなくては!」

てな具合に。

 

 

後半がやや物足りない

「人間はたったの4タイプ 仕事の悩みは「性格統計学」ですべて解決する!」は実例を交えつつの説明がわかりやすく、全体としては良書の部類に入ると思います。

 

1つ不満点を挙げるとすると、読んでる途中からこっちも「4つのタイプの特性」に慣れてくるので、ある程度書いてあることが先読みできるようになってしまったことです。

 

後半部分は同じようなことが繰り返し書いてあるように思えてしまい、1冊の本としてはややボリューム不足な内容に感じました。