ドラクエ5はドラクエシリーズで初めて「仲間モンスターシステム」が導入されたこともあり仲間モンスターに注目が集まりがちですが、地味にドラクエ3の「ルイーダの酒場」*1も復活しており、人間の仲間もパーティに自由に出し入れできました。
とはいえ、ほとんどのプレイヤーは、人間の仲間と言えば主人公&家族(嫁、男の子、女の子)を使っていたんじゃないでしょうか?
家族以外に他に仲間になる人間キャラは2人、「サンチョ」と「ピピン」。はっきり言って、このキャラをパーティに加えて遊んでいた人って結構少数派なのではないかと思います。
今回の記事ではこの2人にスポットライトを当ててみたいと思います。
サンチョにはドラマ性がある
前振りで、
「サンチョとピピン使っていた人って少ないんじゃないの?」
とは言いましたが、サンチョの起用率はピピンに比べて多少はマシかもしれません。
主人公の父親にしてグランバニア前国王・パパスの腹心の部下。パパス亡き後は、忘れ形見の主人公一家に忠節を尽くす。このドラマ性の高さは魅力です。紆余曲折の果てグランバニア城で主人公と再会を果たすシーンなどは感涙ものでした。
戦力的にも、初期ステータスが
- LV:20
- ちから:74
- すばやさ:35
- みのまもり:20
- かしこさ:31
- うんのよさ:21
- HP:214
- MP:25
- 呪文:スクルト、ラリホー
「ドラゴンクエストⅤ 公式ガイドブック」下巻より引用
と、なかなかのものです。「ちょっとだけ補助魔法を使える戦士」といったところでしょうか。
主人公一家のキャラたちに比べれば地味さはありますが、サンチョならパーティに加えてみるのも面白そうです。実際僕も何週目かのプレイでサンチョを入れていた思い出があります(馬車ウォーマーでしたがw)
ピピンはいまいち印象が薄い
サンチョに比べてどうにも印象が薄いのがこの人、ピピンさんです(ドラクエ4コマ劇場ではそこそこネタにされていましたが)。
青年期前半にグランバニア城に住んでいた子どもが、成長して立派な兵士になった・・・というエピソードがあることはありますが、いかんせん、地味なエピソードではあります。
そもそも、兵士に憧れていた宿屋の子どものことをいったいどれだけのプレイヤーがちゃんと覚えていたかというと、微妙な気がします。「そういやそんな子ども・・・いたっけか?」くらいの感覚ではないかと。私見ではありますが。
能力的には純粋な戦士で肉弾戦はそこそこ頼りになりますが、他にも前衛を張れる屈強な仲間モンスターはたくさんいるので、あえてピピンを連れて行く必要性も薄いです。
「ルイーダの酒場」システムのための数合わせ?
こうして考えると、サンチョはともかくピピンは居ても居なくてもあんま変わらないキャラな気がするんですよね・・・w
せっかく「ルイーダの酒場」 システム復活させたのに主人公一家&サンチョだけってのも寂しいから、数合わせで入れてみました感があります。
ドリスを仲間にしたい
どうせ数合せで人間の仲間キャラ増やすなら、個人的にはドリスを入れて欲しかったです。ほら、グランバニア城内中庭にいた、主人公のいとこ(オジロン王の娘)ですよ。
「散々ピピンのことを地味とか印象薄いとか言っておきながら、なんでそんなマイナーキャラを持ち出すのか?」
と思われるかもしれませんが、ドリスはドラクエ5の外伝的漫画「天空物語」*2で大活躍だったんですよ。
漫画「天空物語」ではドリスは筋トレが趣味で肉弾戦が得意なキャラとして描かれており、主人公の子ども2人&サンチョに同行して主人公達を助けるための旅に出ています。
ドラクエ5の他の人間キャラにはいない「武道家タイプ」ですし、 仲間になったら面白いと思うんですよねぇ。
初期ステータス的にはこんな感じでしょうか?(こういうの考えるの好き)
- LV:5
- ちから:62
- すばやさ:77
- みのまもり:19
- かしこさ:20
- うんのよさ:47
- HP:69
- MP:0
ドラクエ5は今年3D映画にもなることですし、これを期にもう1回ドラクエ5のリメイク作品作ってもらって、ドリスが参戦すると面白いな~・・・とか妄想しています。