「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の大魔王バーンとの最終決戦時、主力5人(ダイ、ポップ、アバン、ラーハルト、ヒム)以外の仲間が全員、バーンとのレベル差が大きすぎる(戦うまでもない)という理由で「瞳」にされてしまって無力化しますよね。
このときポップが、
「悪いがおっさん(クロコダイン)とチウはレベル外ってことか。おっさんとチウのレベル差自体が相当なもんだが、バーンとのレベル差があるって意味では同じだもんな」
という分析をしていました。
確かに物語終盤のクロコダインは戦闘力のインフレについていけてないところもありましたが、この分析はちょっとクロコダインに対してアンフェアじゃないかなと思うんですよ。
マアムやブロキーナが「瞳」にされた理由
主力級の実力がありながら、マアムやブロキーナも「瞳」にされてしまいます。
マアムやブロキーナが「瞳」にされた理由をポップは、
「ミストバーンにやられたダメージが残っている」
と分析しています。おそらくそれは事実でしょう。
親衛騎団最強のアルビナスを撃破したマアムや、ミストバーンと短時間とはいえ良い勝負をしたブロキーナなら、万全の状態であれば真バーンと戦う資格は十分にあったと思われます。
クロコダインは連戦に次ぐ連戦で疲弊していた
クロコダインが「瞳」にされた理由って、マアムやブロキーナと同じだと思うんですよね。
ここで思い出してほしいのは、バーンとの最終決戦に挑むまでのクロコダインの経緯です。
- 死の大地でハドラー親衛騎団と対決(ブロックの怪力で羽交い絞めにされる)
- 老バーンと対決(暗黒闘気の攻撃やカイザーフェニックス、カラミティウォールを食らう)
- ミストバーンに捕まり幽閉される
- ミナカトールの時間を稼ぐため、魔影軍団の兵士や魔界のモンスターと連戦
- ザボエラの超魔ゾンビと対決
- ミストバーンと対決(獣王激烈掌を破られてカウンターを食らう)
ほぼ休息無しでこれだけの戦いをこなした後に真バーンとの対決を迎えているのです。その時点でのクロコダインは満身創痍といっても良く、最大515あるHP(公式ステータスより)は半分以下、200程度だったんじゃないでしょうか。
途中回復呪文は受けたかもしれませんが、暗黒闘気で受けたダメージは回復呪文を受け付けない、という設定を考えれば、クロコダインは相当疲弊していたはずです。上記戦いだと、老バーンやミストバーンとの戦いでは暗黒闘気による攻撃をかなり食らってましたし。
まとめ
そんなわけで、クロコダインはレベル的に問題外だから「瞳」にされたというより、単にダメージを負いすぎてたから、というのが妥当な理由だと思われます。ポップの分析ミスかと。
それにしても、ポップの中でのクロコダインの評価の低下が著しいですね・・・テランでのバラン戦でクロコダインが参戦した時には、
「ありがてぇ・・・おっさんが来てくれれば100人力だぜ」
とか言ってたのに、最終決戦ではチウと同じ扱いとは。
まあこれは、クロコダインが弱くなったんじゃなくてポップが異常にレベルアップしすぎた結果ですが。