中国に出遅れている感は否めませんが、日本政府もいよいよ本腰を入れてアフリカへの民間投資を後押しするようです。
安倍晋三首相は基調演説で、日本政府として今後3年間で200億ドル(約2兆1000億円)を上回る民間投資の実現を後押しする考えを表明した。
アフリカ大陸の経済大国と言えば南アフリカ共和国やエジプト、ナイジェリアなどですが、00年代に中国が飛躍的に経済成長したように、アフリカからも新興大国が現れるかもしれません。
本記事では、「最後のフロンティア」とも呼ばれるアフリカに対し、個人投資家が投資する方法を2つ紹介します。
王道は投資信託やETF
個人投資家が手軽に手を出せるのは、やはり投資信託やETFですね。
ただ、アフリカに投資するタイプの投資信託やETFはまだまだ数が少ない状態です。純資産高がそこそこ多いものだと、
あたりになります。
前者2つの投資信託は信託報酬が2%超とコスト高なので、海外ETFのヴァンエック ベクトル アフリカ インデックス ETF(AFK)が狙い目です。SBI証券、マネックス証券 、楽天証券などで購入可能です。
主なネット証券の特徴については下記記事を参照してください。
ただし、新興国の金融資産はボラティリティ(価格変動率)も激しいので、注意が必要です。
変化球としてはアンティークコインという手も
王道の次は変化球を紹介。投資と言っても株や債券などの金融資産ばかりではなく、「アンティークコイン」という実物資産に投資する手もあります。
何故アンティークコインか?
国が経済成長すると富裕層の割合も増えます。富裕層はその国の骨董品や美術品など買い求め、相場を底上げします。中でも、コンパクトで保管が容易なアンティークコインは実物資産として人気があります。
00年代に新興大国となった中国やロシアには短い間に価格が高騰したアンティークコインがごろごろしています。一例を挙げると、ロシアの1835年、1836年の1.5ルーブル銀貨は10倍以上に値上がりしました。
となると、未来の新興大国(になるかもしれない)アフリカ諸国のアンティークコインも今のうちに入手しておけば、将来思わぬお宝コインに化けるかもしれません。マイナーコインですが、アルジェリアの100フラン白銅貨(1949年ー1950年)とか、発行枚数も少なくて面白いです。
「いきなりアンティークコインに投資しろって言われても、どこで買えばいいの?どうやって保管すればいいの?手入れとか必要なの?興味はあるけどわからないことだらけ・・・」
という人は、下記記事を参考にしてください。
※本記事の内容はあくまで個人的意見であり、確実な投資の成功を保証するものではありません。最終的な投資判断は自己責任でお願いします。