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IT系エンジニアになって3年経過したら「応用情報技術者試験」に挑戦しよう!

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 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が実施している情報処理の資格試験の1つに「応用情報技術者試験」があります。

 

「基本情報技術者試験」の1ランク上の試験で、シニアプログラマやシステムエンジニア向けの資格とされています。

 

IT系エンジニアになって3年ほど経過し、そろそろ1人前の仕事ができるようになってきた・・・という自負のある人は、是非挑戦したい資格試験です。

 

本記事では、応用情報技術者を取得するメリットと試験勉強のコツを書きます。

 

 

取得するメリット

取得するメリットは主に3つです。

 

資格手当美味しい

身も蓋も無い話ですが、一番のメリットはやはりこれだと思います。

 

資格手当

 

IT系の会社に勤めている人が応用情報技術者を取得すれば、少ないところでも月5000円、多いところだと1万円以上の資格手当を出してくれる会社が多いようです。

 

仮に資格手当が月に1万円だとすると、年間12万円、10年で120万円。なかなかバカにできない額になります。

 

例えばこれが主任手当とか係長手当とかの役職手当になると、収入は増えるけどその分責任も増えますよね?その点、資格手当は純粋に収入のみに直結するので、そう考えるとかなり割の良い不労所得とも言えるわけです。

 

 

受験勉強&当日の受験はそこそこ大変ですが、後々の年収アップになると思えば、これだけでも挑戦する価値は十分にあります。

 

 

会社やクライアントからの評価アップ

応用情報処理試験の合格率は例年25%ほどなので、それなりの難易度です。

 

しかも基本情報技術者をすっ飛ばしていきなり応用情報技術者を受ける人はあまり多くないので、この数字は「基本情報技術者試験を突破した人の中で25%しか受からない」とも言えるわけです。

 

20代半ばくらいの年齢でこの資格を持っていると、会社や取引先のクライアントからも一定の評価を受けます。まあ、それだけでいきなり待遇が良くなったり重要な仕事を任せられたり、というふうにはならないかもしれませんが、少なくとも舐められることは減るかと思います。

 

僕も昔基本情報技術者試験を取得した時に、当時の上司(←こいつ嫌な奴なんです)に報告したら、

「うん、まあ、基本情報くらいなら誰でも取れるからね(笑)どうせなら応用情報を取ってみなよ」(←「どうせ取れないだろ?」という心の声を、僕の脳は確かにキャッチしました)

とか言いやがりましてね。その半年後に応用情報技術者試験一発合格して、再びその上司の元にどや顔で報告しに行って見返してやりました(笑) 

 

 

就職・転職時に有利

情報処理資格自体は持ってても持ってなくても業務には直接影響しません。ですが、一定の技術力を証明する目安になるので、就職・転職時に少なからず有利になります。

 

特に、特定派遣を主な業務にしているシステム会社にとっては、資格の有無は客先への良いアピールになるので、重宝されます。そういう意味でも取っておいて損はないです。 

 

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連続受験がおすすめ

ここ1年以内に基本情報技術者の試験に合格している人に是非おすすめしたいのは「連続受験」です。良い流れに乗っているうちに応用情報の試験もとっとと申し込んで、勢いで合格してしまいましょう。

 

「えー、せっかく基本情報受かって一息ついたところなのに、また試験受けなくちゃいけないの!?」

とゲンナリするかもしれませんが、下手に期間を空けるよりも絶対良いです。

 

基本情報と応用情報の学習範囲が似通っている(どちらも広く、浅く。応用情報のほうが少し深い)というのもありますし、基本情報の試験勉強によって頭脳が覚醒しているうちに、その勢いを利用しちゃいましょう。

 

どうせ将来的に受けるつもりであれば、前倒ししてどんどん受けちゃえばいいと思います。

 

 

午前問題はひたすら暗記!

基本情報技術者試験と同じく、午前問題は知識を問う選択問題です。なので、試験勉強としては基本的に、

 

とにかく暗記しまくる!

 

これに尽きます。

 

移動時間や就寝前などのスキマ時間にひたすら知識を詰め込みましょう。特に就寝直前の勉強は知識が脳に定着しやすいと言われています。

 

参考書は、電車やベッドなどで気軽に読めるように持ち運びしやすい「ポケット攻略本」がおすすめです!

 

 

 

午後問題は経験がモノを言う

午後は長文を読解した後の記述式の問題なので、午前みたいに丸暗記すれば通るほど甘くはありません。「なんとなく理解している」レベルだと、正答するのはほぼ無理です。

 

ただ、実務を知らない学生さんや新人さんには厳しくても、業務を数年経験しているとかなり有利になります。エンジニア歴数年あったら挑戦してみよう!と、タイトルや冒頭文で書いたのには、そういう理由もあります。

 

というのも、

  • プログラミング(アルゴリズム)
  • 情報セキュリティ
  • システム開発
  • ネットワーク
  • データベース

といった知識やノウハウは、IT系の企業でエンジニアをやっていれば、普段から頻繁に触れるジャンルだからです。もちろん、業務経験によって強いジャンルの個人差はあるでしょうけど。

 

午後問題の難易度の高いポイントは、記述式であること以上に、長文を読んで問題の意図を理解することであると、個人的には思っています。IT業界未経験の人にとっては、この部分は机上の勉強だけではなかなか本質的な意味で理解するのは難しいかと思われます。

 

その点、ある程度の業務経験を積んだエンジニアであれば、客先とのミーティングで相手の要件を聞いたり、チーム内で認識合わせをしたり、長文問題に該当する内容を普段から実戦でこなしています。問題を理解して解答を導き出す過程において、この経験の差は思いのほか大きなものです。

 

後は、過去問や予想問題を解くことで「試験用の頭脳の筋肉」を鍛えておけば、合格にぐっと近づけることと思います。